CONCEPT コンセプト

温もりのある文化の継承

利便性や高度な機能性、安全性などが追求された、先進の都心居住スタイルの追求が唯一の都心の暮らし方なのか、という疑問点から『アトラス江戸川アパート』のコンセプトは考えられています。
対人関係が希薄で干渉されないから都市のマンションは住みやすいという価値観もありつつ、「同潤会江戸川アパートメント」という集合住宅では、暮らす人々がお互いにしっかりと顔を向け合い、ときに助け合い、時間の共有を尊びながら住み継いできた場所と考えられています。
「同潤会江戸川アパートメント」で70年もの長きにわたって育まれてきたコミュニティーから、集合住宅とは「町」に他ならず、人と人の豊かな交流があって然るべきだという真実がそこにはありました。他人同士が、同じ建物に住むことになるという「縁」という、偶然を超えた何かの力を信じて築く集合住宅も、ひとつの意義ある方向であると考えられています。コミュニティーがすべての中心というコンセプトの「同潤会江戸川アパートメント」で育まれてきたこの温もりある住文化を継承すること、それが『アトラス江戸川アパートメント』のコンセプトにもなっています。

人が集まって住む、ということ

「同潤会江戸川アパートメント」では、居心地のよい居住環境を共作していく美しい文化が創られ、集まって住むことのメリットを最大限に活用しながら、居住者同士で積極的な交流が図られていました。その人間関係の構築方法は現在まで脈々と受け継がれています。
また同時に、その関係は集合住宅という共有資産を守るための理想的な管理組合としての機能も果たされています。70年もの長きにわたってコミュニティーが存続し、さらにこれからも継承していくことができるのは、そのような歴史的背景があると考えられています。
また、よく言われるように、全員が顔見知りの共同体はそれ自体が強力なセキュリティシステムとして働くと言われています。それは、一人ひとりに安全と安心のある住環境をつくっていこうとする意識が宿っているということとも言えます。その知恵は、都心の集合住宅において、安心して歳を取れる場所として感じることができるようになっています。

人と人との絆を残す

「すべては、この場所で育まれた人と人との絆を残す」ことが、『アトラス江戸川アパートメント』の全体計画の基本的な考え方となっています。
メインゲートの奥に広がる世界とその傍らには既存樹のイチョウとシイによってこの住まいの歴史が伝えられ、訪れる人を静かに迎える風景が創造されています。この場所で育まれた温かく強い絆、残すべきものを残されてきた結晶として、『アトラス江戸川アパートメント』は建てられています。

都市居住の多様性を表現

『アトラス江戸川アパートメント』は都市居住の多様性を表現した立体的な「雁行」手法による建物設計をもとに建てられています。「同潤会」の歴史を受け継ぐにふさわしい重厚感と、採光・通風豊かな開放感を両立した建物設計、敷地を囲むように配置した6棟の建物は、全体を水平方向に雁行させ、縦方向にも変化がつけられ、圧迫感が抑えられるとともに奥行きのある表情が演出され、住戸の独立性も高められています。
建物の外観は、手づくり感のあるマテリアル、自然な風合いを大切にしたディテールが組み合わされており、同潤会の歴史と文化を継承するにふさわしいやすらぎあるデザインが追求されています。『アトラス江戸川アパートメント』は、背景にある長い歴史、豊かな物語、人の文化を命として、この住まいにしかできない形が表現されています。
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